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福田会について
福田会育児院としてはじまった
福田会の歴史

福田会は1876(明治9)年、今川貞山・杉浦譲・伊達自得の三名の発議により創立され、寺院を中心に日本で最初の児童養護施設の運営を開始しました。福田会の名称は、田園を耕し種をまけばまくほど秋になると収穫が多く得られるように、人間社会においても「善い行いの種をまけば多くの幸福の実が得られる」という仏教の福田(ふくでん)思想に基づいています。1910(明治43)年に渋谷区広尾に移転し、2016(平成28)年には創業140年を迎えました。

現在は、児童養護施設「広尾フレンズ」や福祉型障害児入所施設「宮代学園」など、6つの事業所を運営しています。
2012(平成24)年には都内で充足率の低かった高齢者施設の都市型軽費老人ホーム「広尾グリーンハウス」と認知症高齢者グループホーム「グループホーム広尾」を開設しました。さらに、2014(平成26)年に第2種社会福祉事業放課後等デイサービス「広尾てくてく」、2015(平成27)年には第2種社会福祉事業就労継続支援B型「広尾ジョイワーク」を開設して運営を始めました。

福田会とポーランドとの関係

福田会には、ポーランドとの歴史的な繋がりがあります。1920(大正9)年、第一次世界大戦後の混乱の中で、シベリアで孤児となっていたポーランドの子どもたちが日本赤十字社の援助のもとで来日し、当時の福田会育児院は彼らに無償で宿舎を提供しました。子どもたちは次第に健康を回復して日本を出発し、祖国ポーランドを目指しました。帰国の際、ポーランドの子どもたちは泣いて別れを惜しんだといいます。この日本初と言われる人道支援事業は、ポーランドの学校の教材に使われていたことがあるそうです。
しかし、この事実は日本では長い間歴史の中に埋もれてしまっていました。2010(平成22)年、ヤドヴィガ・ロドヴィッチ=チェホフスカ駐日ポーランド共和国大使が福田会の前を偶然通りかかり、シベリア孤児について話してくださったことをきっかけに、ポーランドと福田会との交流が始まりました。

当時の福田会斜面での孤児たちの写真
現在も同じ場所に福田会はあります

2019(令和元)年には、日本・ポーランド国交樹立100年を記念して、アガタ・コルンハウゼル=ドゥダ ポーランド共和国大統領夫人が公式訪問され、福田会の児童や利用者の皆さんと交流されました。
2021(令和3)年には、東京オリンピックに合わせて来日された、アンジェイ・ドゥダ ポーランド共和国大統領に福田会を公式訪問いただき、園庭にて桜の記念植樹を行いました。

福田会では今もなおポーランドとの友好的な交流が続いています。

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